

ここでは台湾の中国語がどの国で使えるかについて解説します。
結論、台湾式中国語は中国・香港・シンガポール・マレーシアなどで通じますが、発音や語彙が少しだけ異なります。
台湾の中国語は他の国でも通じる?
台湾の中国語は以下の国でも通じます。
- 中国(香港及びマカオ含む)
- シンガポール(国民の80%が中華系)
- マレーシア(国民の40%が中華系)
- ブルネイ(国民の10%が中華系)
- インドネシア(国民の5%が中華系)
- その他各国の華人(カナダは広東系が多いので、台湾華語は通じにくいです)
簡単にいうと、世界の中華系と呼ばれる人のほとんどが、台湾と同じ中国語を話すことができます。
現在、中国語を公用語にしている国は、台湾・中国・シンガポールの三つです。
これら3カ国に加えて、各国の中華系コミュニティもあわせると、合計で13億7000万人が中国語を話すと言われています。
台湾の中国語とその他の国の中国語はどう違う?
中国語にもなまりがあり、台湾は南方方言に分類されます。
台湾・中国南部・香港・マレーシア・シンガポールは発音が近いです。
特に、香港・マレーシア・シンガポールはネットの規制がなく、日常的に台湾のYouTubeや映画やドラマを鑑賞しています。
それにより、香港・マレーシア・シンガポールには台湾のなまりを理解できる人が非常に多いと言われています。
一方、中国北部や中国内陸部は台湾と発音が少し違います。
例えると、標準語と関西弁の違いに似ているかもしれません。
また、語彙や文法も微妙に異なります。
とはいえ基本的な文法や単語はどの国も共通です。
お互い十分に意思疎通ができる範囲の違いなので、安心して台湾式中国語を学ぶことができます。
あえて台湾の中国語を学ぶ理由は?
では、あえて台湾式中国語を学ぶ理由はなんでしょうか?
それはズバリ、台湾の人々に親しみを持ってもらうためです。
台湾で仕事をしたり旅行がしたい人は台湾の中国語を学びましょう。
やはり、人というものは自分の土地の言葉を聞くと安心するものです。
逆に、全然違う土地のなまりを聞くと「あれ?この人は私たちと違うな」と思います。
だからと言ってビジネスや学業に不利になるかといえばそれはケースバイケースです。
しかし、台湾で活動するのであれば台湾の中国語を話せた方が間違いなく有利でしょう。
台湾が好きな人にこそ台湾式中国語を学んでいただきたいです。
日本人は台湾に軸足を置き、21世紀を生きぬこう!
人口、市場規模、経済成長率など、どの面から見ても21世紀はアジアの時代と言えます。
とりわけ、中国語はアジアで最も話者の多い言語であり21世紀における重要性は高いです。
一方、日本は人口が減り、市場規模が縮小し、経済成長が続かないと言われています。
日本人が日本語だけを使用して日本国内で生きていく時代は20世紀で終わりました。
これからの時代、中国語ができれば世界で生きていくことが可能です。
日本人が生活しやすい台湾に軸足を置き、アジアの時代をリードする戦略をとるべきです。
日台の発展とアジアのチャンスをものにするために、ぜひ台湾中国語を学びましょう!