
世の中には様々な外国語会話の勉強法があります。
具体的には、シャドウイングやディクテーションが有名ですね。
どちらも有名な学習法ですので、実践している方も多いことでしょう。
しかし、台台レッスンからは、少し特別な学習法をご紹介します。
これは非常にシンプルな学習法であり、私も飛躍的に会話力を伸ばした学習法です。
会話力が伸びなくて困っている方は、ぜひ今日から試してみてくださいね。
台湾華語がペラペラになる学習法「文やフレーズをそのまま暗記する」
方法はいたってシンプルで、単語ではなく文やフレーズをそのまま暗記するだけです。
単語だけ暗記していると、いざ会話する際に作文をしなければいけません。
中国語の並び順は日本語と違うので、毎回頭の中で作文すると大変ですよね。
上のように、単語で覚えていると、毎回中国語作文をしなければいけません。
しかし、文やフレーズごとに覚えていると、毎回中国語作文をする必要がなくなります。
上の例文でいうと、[時間]と[場所]の中身を入れ替えるだけで「私はいつどこから帰ってきた」とスラスラ言えます。
頭の中でいちいち中国語作文をする必要がなく、流暢に中国語を話せるようになります。
文やフレーズをそのまま暗記すると、似た意味の単語も使い分けることができる
中国語には似た意味の単語がたくさん存在します。
それぞれ使い方が微妙に異なるため、ただ単語を覚えてるだけでは違いがなかなか身につきません。
しかし、文やフレーズでそのまま中国語を覚えると、その単語をどの場面で使うかが身につきます。
例えば、日本語には「髪」と「頭髪」という似た意味の単語がありますよね。
この二つの単語はほとんど同じ意味ですが、使い方を間違えると違和感を感じます。
「私は先週の日曜日に美容院に頭髪を切りに行きました。」
この例文の場面では、「頭髪」ではなくて「髪」と言うのが正解です。
そして、こういった問題は中国語でも起きやすいです。
しかし、文やフレーズをそのまま暗記しておくと、似た単語の使い分けがスムーズにできます。
ぜひ、単語ごとではなく、文やフレーズをそのまま暗記するようにしましょう。
文やフレーズの暗記方法
文やフレーズをそのまま暗記する方法は人により様々だと思います。
私の場合は、教科書や問題集を見て、汎用性が高そうな文を探し出し、暗記しました。
汎用性が高そうな文とは、文中の単語を入れ替えるだけで、色々な場面に使い回せる文のことです。
そういった文を紙に書き出し、何十回も読みながら書いて、お風呂や通学中も暗唱していました。
文やフレーズは単語に比べると覚えにくいですが、覚えることができたら本当にペラペラになります。
ぜひ、今回のコラムの内容を信じて、騙されたと思って文やフレーズをそのまま覚えてみてくださいね!
でも最後はやっぱり実践が大切!
もちろん、今回お伝えした学習法だけでも、それなりに中国語の会話力を伸ばすことはできます。
しかし、最後は台湾人と会話して、覚えたことをアウトプットする必要があります。
インプット(暗記)とアウトプット(実際に使う)を繰り返すことで、本物の力が身につくのです。
例えていうならば、中国語会話はスポーツや楽器に似ているかもしれません。
スポーツや楽器は教科書で理論を学んだだけでは上手になりません。
かと言って、理論を学ばずにひたすら我流で練習しても意味がないでしょう。
実は中国語会話も同じで、綺麗な型を理解してから何度も実践するのが正解です。
インプットとアウトプットはタイヤの両輪みたいなものです。
タイヤの両輪がうまく回ることによって、車はスムーズに前進することができるのです。